父のシャツVol.7 ドレスシャツ 袖下線~脇線(折伏せ縫い)・カフス

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 当記事をご覧になっていただくにあたっては、
 以下のお願いをご理解いただき、お守りくださいますようお願いいたします。
 【こちらの記事】 も併せてお目通しただけると嬉しいです。

  ・私個人の縫製に関する記録であり、正しい方法として記したものではないことを
   ご理解ください。
 
    日々、ミシンを踏んでおりますので、
    経験を積むごとに自らの持つ技術も変わってまいります。
    記録当時と現在の進め方が異なるケースもございます。
    また、正しい情報・進め方か否かという確認をしていない情報も含まれております。
    かい離が大きい記事については、情報を追加・修正・削除することもございますが、
    それらをしていない記事もございます。ご了承くださいますようお願いいたします。

  ・個人の方がインターネット環境で閲覧し、参考にするレベルを超えてのご利用は
   ご遠慮ください。
 
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 みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。

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一雨ごとに秋が深まるね、と、自分でもよく口にするのですが、
このところの気温の低下ぶりには少々びっくり。
数日前の深夜、あまりの寒さに目が覚めてしまったことがありました。
風邪を引いてはいけないと、厚手の布団を出そうかとも思ったのですが、
布団は奥にしまってあるので、寝ぼけ眼でも容易に出せるという状況でもなく、
エアコンの暖房を入れてしまいました・・・

8月に暖房って。北国で経験して以来でした。


ご訪問くださいまして、ありがとうございます。


私が北国生活を始めたころ、もう15年くらい前になりますが、
桜も咲きはじめる大阪からやってきたその土地は、4月だというのに猛烈な寒さでした。
スプリングコートなんて可愛らしいものは全然通用しなくって、職場の同僚の方はみな春の装いでしたのに
私ひとり、ライナー付きのモッズコートみたいなものを着ておりました(笑)
部屋には冷房はない代わりに、物凄い威力の備え付けのガスストーブがありまして、
夏も朝晩のみですがガスストーブを使っておりました。
就職1年目のお給料に毎月のガス代はかなり痛く、加えて、古い物件でしたから底冷えも凄まじくて。
あまりに寒がる私を見かねて、職場の上司が新しい部屋に引越させてくださいました。
それからは(暖房は相変わらず使いましたが)光熱費も減り、だいぶ生活は快適になったのですが、
結局その年はいつ夏が来たのかもわからないまま秋も深まり、
雪が降り始め、凍結した歩道で転びまくり、屋外の階段で滑って転び落ち、と日々半泣きでした(笑)
ちょっぴり懐かしい気もいたしますが、やっぱり夏は暑く、冬は道路が凍らない方が私は好きです。


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父のドレスシャツの私なりの縫い進め方について、少し前から記録しておりますが、
今回は袖下線~脇線の折伏せ縫いとカフスについて記しておきたいと思います。

(1回目の 「印付け(ポケット)・アイロン定規・上前立て・上衿」 はこちら→
 2回目の 「袖口短冊・袖付け」 はこちら→ です)

まず、袖下~脇の折伏せ縫いから。
この箇所は一番よくお問い合わせをいただきます。ありがとうございます。
私の進め方は手持ちの洋裁本とは少し異なりますので、
こういうやり方してるんだ、ふ~ん、くらいな感じで、本当に参考程度にしていただけましたら幸いです。

折伏せ縫いは、生地どうしを本縫い線で縫い合わせたあと、
片方の縫い代をもう片方の縫い代で包み、包んだ端にステッチをかける方法です。
まず袖下と脇の縫い代の端を中表になるようにして合わせ、袖口~裾にかけて縫います。
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縫い代の幅は15mmです。
そして、後ろ身頃側の縫い代を7mm程度にカットします。
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このとき、縫い代の端の解れて出ている糸もカットしておくと、あとの作業中に邪魔になりません。
後ろ身頃側の縫い代や生地端の解れ部分をカットし終わりました。
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私は裁断時に、袖下線や前後身頃の脇線すべてに15mmの縫い代をつけて裁断するのですが、
私の持っている洋裁本では、後ろ袖側の袖下線と後ろ身頃の脇線の縫い代はいずれも7mmで
裁断するように記されております。
あとで縫い代を揃えるといった作業が必要なく、効率よく進められるほか、カットロスもないので
利に適っていると思います。私も当初はその通りにいたしておりました。
けれども、袖下~脇を縫い合わせるときに縫い代の幅が異なりますので、
両端を均一幅になるように縫っていると、とても時間がかかってしまい、
かつ、あまり綺麗に仕上げることができませんでした。
縫い代を予め半分にアイロンで折り上げておく、なんてことも試みたのですが、
労力の割に成果が芳しくなくて。
なので、あとで縫い代をカットするようにいたしました。こちらの方が私にとっては楽に感じます。

このあと、アイロンで縫い代を整えていきます。

脇と袖下の縫い代を後ろ側に倒します。まず身頃を整えてから袖、という具合に私は進めております。
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下の写真は脇下のところです。
前回の記事で 「袖下点から先の縫い代はミシンをかけず、ヒラヒラさせておく」 と申しましたが、
このアイロンがけや、このあとの折伏せ縫いのときにこの 「あそび」 ができることで、
皺が寄ることをあまり気にすることなくスムーズに進めることができます。
縫い代を倒したら、前身頃側の縫い代で後ろ身頃側の縫い代を包み、アイロンで折り目をつけます。
こんな状態から、
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こんな状態にします。
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本縫い線から折り目の部分まではおよそ8mm、ほぼ半分に折るようなイメージです。
脇下の折り目はこんな感じ。
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袖も同様に、後ろ側に倒して8mm幅に折り、アイロンで折り目を付けます。
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脇下も再度、綺麗に整えます。
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このあと、アイロンで折った折り端をミシンで押さえていきます。
はじめに左身頃側から。こちらは裾→袖口と縫います。
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写真の上が身頃側、横に伸びるのが袖付けの折伏せ縫い部分、そこから下が袖です。
ちょうど袖付け位置まで来ました。
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この先、袖口に向かっては、縫う部分を整えながら少しずつ進めていきます。
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ミシンの針が刺さっている位置から4cm程度先に待ち針を打ってみました。このあたりまで縫います。
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待ち針は、写真を撮るために分かりやすいかな?と思って打っているだけで、いつもは打ちません。

お話が逸れましたが・・・縫えました。
また4cm程度縫う場所を整えます。
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この 「ちょびっと整えては縫い、また整えて・・・」 を袖口まで繰り返します。
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袖口が見えました(*^^*)
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最後、袖口まで縫って終了です♪
縫い終わったときはこんな状態になっています。
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袖がくちゃくちゃに寄っています。

次は身頃右側です。こちらは袖口→裾の順に縫います。
シャツの生地をミシンの後ろ側に置き、ミシンの押さえの下をくぐらせるような感じで
右脇の縫い代部分を手前に引き寄せます。
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脇下を超えました。このあたりまでは難なく引き寄せられると思います。
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ここから袖口までは、袖布をくしゃくしゃと纏めるような感じで生地を手繰り寄せていきます。
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袖口まで手繰り寄せました。
縫い代の折り目を整えてからミシンの針をいったん落とします。
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その先4cm程度の縫い代を整え、先程同様、整えた部分まで縫います。
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整えては縫い、また整えて・・・を繰り返します。
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だんだん整えるのが楽になるころ、脇下が見えてくると思います。
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脇下部分は生地が重なり合い、分厚くなっております。
皺が寄らないよう、アイロンの折り目にそって綺麗に整えてから、針が落ちないよう、ゆっくりと。
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ここを超えると、裾までは楽に進められると思います。
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袖下~脇が縫い上がりました♪
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最後はカフス付けです。
カフスでは角のカーブとステッチのみ記録します。
中表に縫い合わせたあと、縫い代を7mm幅にカットして、アイロンで軽く割っておきます。
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このカフスの角はラウンド型なので、縫い代はこんな感じでカットしております。
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カーブ部分の一番短いところで、2mm程度までそぎ落としております。
ここまで落とすと、縫い代に切り込みを入れなくてもカーブが綺麗に出てくれます。
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おもてに返したところです。カーブも綺麗に出ました♪

以前はカーブ部分の縫い代に切り込みを入れていたのですが、
おもてに返したときにカクカクしたカーブになってしまうことがあり、今の方法に行きつきました。
カフスだけでなく丸衿をつくるときなんかも、このやり方です。

カフスではもうひとつ、ステッチについて記しておきます。
等間隔でステッチを入れるときにマスキングテープを使うと前回の記事で触れましたが、
カフスのステッチでも使います。なかなか目立つところなので、チャコは使いたくないですしね。
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縫う箇所にマスキングテープの端がくるように貼り、テープの端に沿って縫います。
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縫い終わったらマスキングテープを外します。
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外し終わったところです。綺麗にまっすぐ縫えました♪
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ほかにもお問い合わせをいただく箇所、例えば袋縫いなどございますので、
また改めて別の機会に記録したいと思います。



きょうも最後までお付き合いをくださいまして、ありがとうございました。






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by mimi_bonheur | 2013-08-30 17:12 |  ├ 縫い進め方の記録